2022年3月30日、DHI会員様向けに、昨年改正された法律、およびライセンス制度の動きに関するオンライン勉強会を開催いたしました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
カテゴリー: ニュース
長浜市と「災害時における無人遠隔操作航空撮影に関する協定」を締結しました
2021年12月1日、当協会は長浜市(滋賀県)と「災害時における無人遠隔操作航空撮影に関する協定」を締結いたしました。
この協定は、当協会の社会貢献活動の1つの取り組みで、今後、地元自治体とさらに連携をとりながら、有事の際にはドローンで協力していきます。
協定の主な内容
長浜市内に災害が発生し、災害現場へ直接立ち入ることが危険な場合等において、長浜市の要請に基づき災害現場を空撮し、映像を提供するなど協力していきます。
将来的には、会員様の中から有志でドローン災害ボランティアを募ることも考えております。 災害時にドローンがあることで少しでも役に立てるよう取り組んでまいります。
DJI Matrice300RTK+ZenmuseL1 デモフライトレポート その2
■ドローン測量
□写真測量
■Zenmuse P1
■Zenmuse L1
□デモフライトスタート
□点群データ取得
■マッピングソフトウェア「Terra」
■さいごに
DJI Matrice300RTK+ZenmuseL1 デモフライトレポート その1
皆さんこんにちは、DHIの酒井です。
2021年5月、DJI初のレーザー測量モジュール「ZemuseL1」(以下、L1)が発売になりました。
これに合わせて、DJIのフラッグシップ機「Matrice300RTK」(以下、M300RTK)のデモンストレーションフライトが開催されました。
私、酒井も参加をさせていただきましたので、今回はそのレポートをさせていただきます。
■M300RTKとL1の性能紹介
まず、M300RTKとL1の性能の説明します。
M300RTKは最大飛行時間55分(ペイロードなし)、風圧抵抗15m/s、運用限界高度7000m、最高速度80kmという機体の性能と、6方向検知センター、新しい2オペレーター方式という安全性、最大伝送距離15kmの1080p動画伝送を実現し、まさにDJIのフラッグシップ機になっています。
そして、L1はM300RTKに取り付けられるLiDIR+RGBカメラです。
□レーザー測量
レーザー測量は、照射したレーザーが物体に当たって帰ってくる時間を使って計測を行う方法になります。
レーザーは細かな隙間に入り測量していくので、写真測量と違い樹木の茂った土地でも地形データを測量できるというメリットがあります。
□L1で点群データ作成
L1はリアルタイムで地形の点群データを作成し、同時にRGBカメラでの撮影データによりトゥルーカラーの点群データを作成します。
と性能を書いてもなかなかわかりづらいと思います。
できる限り私が説明を受けた機能で書いてみたいと思います。
□飛行時間とバッテリー
まず、最大飛行時間55分でDJIとしても過去最長の飛行時間ですが、急速充電ができるバッテリーステーション(別売)が用意されています。
これによって飛行時間内でバッテリー充電も可能です。
つまり、バッテリーが飛行用途は別に1セット用意(1台で2本使用)しておけば継続して飛行が可能です。
(私のおすすめとしてはもう1セット、合計で3セット用意しておくと良いと思います。)
さらに、今までの機体と違い1本ごとバッテリーを取り替えれば、電源を切らずバッテリー交換が可能です。
つまり、ミッション中は飛行時間を最大に取れるように設計されています。
□RTKで精度の高い測位
そして飛行です。
M300RTKは文字通りRTKの機能がついています。
RTKは基準局(固定)で位置を取得しておき、基準局からの機体までの距離で機体の位置を測位するシステムです。
基準局は正確な位置を取得している必要がありますが、飛行位置の近くに設置することが可能なのでGPSより精度の高い測位が可能です。
高精度の測量(iConstructionの基準)には必要になり、同時にドローンの位置取得も正確になるので飛行の安全性も増します。
■デモフライト
まずは、広角カメラとズームカメラ、赤外線カメラ、距離センサーが搭載されたZenmuseH20T(以下、H20T)を搭載しての飛行です。
飛び始めると、やはりRTKの機能おかげで非常に安定した飛行です。
□建築物点検
H20Tを使った建築物点検を想定しての飛行です。
ただ、機体の位置を把握しやすいようにパイロットは機体の後方から見える位置から操作をしています。
そのまま、建築物に近づくと、どうしても操作しづらい方向になります。
ここで役立つのが新しい2オペレーションです。
M300RTKは飛行中にもう一つのコントローラーに操縦を移行する機能があります。
建物に近づいたら、もう一人のパイロットに操作を移行をして安全に飛行ができるというわけです。
(簡単に位置関係を上からの図にしてみました。)
これだと目視外飛行をできる限りしない飛行が可能です。
□H20Tの詳細
H20Tのズームカメラは光学ズーム23倍、デジタルズームを組み合わせると最大200倍まで拡大をすることが可能です。
しかもズームカメラと広角カメラは別々に作動します。
カメラ画像は、コントローラーで表示を切り替えることができます。
例えば、Mavic2 Enterpirse Advanceにもズームカメラはついていますが、1つのカメラです。
そうすると撮影後、位置を移動するときにはズームを戻さないと操作がしづらいくなります。
H20Tならズームカメラから広角カメラに切り替えれば、すぐに機体を次に位置に移動できるというわけです。
こんなところでも飛行時間を最大限に使う工夫がされています。
□赤外線カメラ
赤外線カメラも同様に瞬時に切り替えることも可能です。
また、距離計で常に対象物から正確な距離を測っての撮影も可能です。
距離計は災害のときに被災者操作をしている時、被災者との距離を測ることも可能です。
さらに撮影箇所にピンを打つことも可能です。
これで、点検飛行中に気になるポイントをチェックしておくことも可能です。
□撮影機能
最後に高解像度グリット撮影機能です。
コントローラー上で下図のように対象物をグリットを設定すると自動的に全体写真とグリットごとの高解像度写真を撮影します。
正直、ここまで実務に近い機能が備わっているとは思っていませんでした。
M300RTKは点検に十分に使える機体だと思います。
まだ、肝心のレーザー測量専用カメラL1、そして写真測量用カメラ、P1については書けていません。
続きは、次回に。
JapanDrone2021に行ってきました!
◎JapanDrone2021公式サイト https://ssl.japan-drone.com/
■SONYのドローン「Airpeak S1」
◇「Airpeak S1」機体性能は…
■国の法制度
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内閣官房からは法整備としては私有地や道路の上空飛行、ドローンを物流が期待される薬の輸送の法問題、
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経産省から国産で安定飛行するドローン、飛行機体識別などに対応した技術開発についてのNEDOの取り組み、
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国交省からは操縦ライセンスと機体認証
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■企業のドローン活用
■展示会内容のご紹介
■最後に
WEBセミナーを開催しました
3月30日にWEBセミナー『自治体のドローン活用事例から学ぶ!地図データ上の情報共有プラットフォーム「Hec-Eye」セミナー』を開催しました。
今回のセミナーは、株式会社リアルグローブ様、
一般社団法人 救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会(EDAC)様、
にご協力いただき、共同開催となりました。
プログラムでは、各自治体でのドローンの活用事例のご紹介と、映像等の画期的な遠隔情報共有システムである「Hec-Eye(ヘックアイ)」について、ドローンを実際に飛行させるなどデモンストレーションを交えて解説いたしました。
■ドローンを災害対応で活用する!新講習のご紹介
プログラムの最後には、株式会社プロクルーの新講習「ドローン災害危機管理者講習」についてもご紹介しました。
■「ドローン災害危機管理者講習」とは
自然災害等の緊急時にドローンを活用し円滑な対応ができるよう、現場ですぐに使える技術を学ぶ実践向け講習です。
(この講習は消防士監修のもと作成されたカリキュラムで行われます。)
有事の際にドローンを活用できるよう実践を想定した内容になっており、補助者なしの目視外飛行の操縦練習を行います。
◇一般社団法人ドローン防災・産業協会(DHI)
DHIでは、今後もセミナーを開催していきます。
開催してほしいセミナーなどありましたらお気軽にお寄せ下さい。
◇会員様も募集中です
→DHIへのご入会はこちらから
鳥獣害対策「アタックドローン」の視察会を開催
デルフリキャンプでは、鳥獣害対策「アタックドローン」の視察会を毎月開催しており、DHI、(株)プロクルーのスタッフもドローン飛行のデモンストレーションなどに参加させていただいています。
2月の視察会では市役所や農業従事者や会社員の方々が来てくださりました。
鳥獣害対策「アタックドローン」とは?
「アタックドローン」はドローンで害獣を追い払う方法です。
ドローンから鷹の鳴き声などを加工した絶叫音を出しながら飛行させ、農作物を荒らすサルやカラスなどに急接近して威嚇をする、追い払い方法です。
近年深刻化する獣害問題
近年、鳥獣による農作物への被害が広域的に発生しており、農村に深刻な影響を及ぼしています。
そういった獣害問題を解決する手段として、きっちんらぼ(代表:松本浩幸)は「アタックドローン」を考え、デルフリキャンプでは実証実験が繰り返し行われています。
アタックドローンで安全性向上と省力化を実現
ドローンの自動飛行と手動飛行を組み合わせて追い払いを行うことにより、安全性の向上や省力化を期待でき、効果が実証されています。
既に農業団体への視察会実施や、
■視察会の詳細&参加ご希望の方
現在、視察会へのご参加受付中です。
各地のドローンスクールの卒業生の方、これから講習を受講しようかと考えている方、ドローン活用を目指す法人様や、個人様も歓迎です。
→こちらから