JapanDrone2021に行ってきました!

6月14日〜16日まで幕張メッセで開催されたJapanDroneに行ってきました。
JapanDroneは、ドローンに関連するソリューションの展示、政府の方針や企業のドローン活用に関するセミナーを開催される日本最大のドローン展示会です。
◎JapanDrone2021公式サイト https://ssl.japan-drone.com/
毎年3月に開催されていますが、今年は新型コロナウィルスの影響で6月に開催となりました。
私は初日にしか行けませんでしたが、少しその様子を書いてみたいと思います。
■SONYのドローン「Airpeak S1」
まず、今回の目玉は6/10に発表になったSONYのドローン Airpeak S1です。
私の記憶では大手メーカーが一般にも発売するドローンとしては初めてではないかと思います。
実機も展示され、Welcome Speechを除けばSONYの取組が一番最初のセミナーとなります。
◇「Airpeak S1」機体性能は…
機体としてはソニーの技術が組み込まれた映像制作に特化したドローンです。
機体とコントローラー、機体・飛行データを管理するクラウド、専用アプリで構成され、運動性能とセンシングによる安定した飛行性能(耐風性能は風速20m/s!)に自動飛行と期待も高まります。(発売は9月から)
飛行時間はカメラをペイロードして12分と少し短いですが、今後大容量バッテリーも準備している様なのでそこに期待します。
何より、カメラにSONYのαシリーズがペイロード出来るのはポイントです。
最近SONYから発表になったα1にも対応しています。
最近では、映像作品も一眼レフカメラで撮影すると聞きます。
プロ映像クリエーターに向けたドローンで、SONYの本領発揮です。

■国の法制度

そして次のセミナーは国の法制度についてです。
国は今、レベル4(目視外で有人上空の飛行)を実現させるための取り組んでいます。
このための法整備、機体、ライセンス制への対応が発表されました。
      • 内閣官房からは法整備としては私有地や道路の上空飛行、ドローンを物流が期待される薬の輸送の法問題、
      • 経産省から国産で安定飛行するドローン、飛行機体識別などに対応した技術開発についてのNEDOの取り組み、
      • 国交省からは操縦ライセンスと機体認証
とレベル4に向けた取り組みが進んでいます。
私たちもライセンス制に向けての取り組みをしっかり進めていきたいと思います。

■企業のドローン活用

次に企業のドローン活用の取組を発表するパネルディスカッションです。
大手のプラントではドローンによる点検業務の効率アップにドローン撮影が活用されています。
どの様に活用されているかの内容は、これからの私たちの講習でお話をしていきます。そして皆さんの飛行技術向上に役立つ様にさせていただきます。
これからのドローン活用の問題として言えるのはパイロットの不足です。技術のあるパイロットはこれからどんどんと必要にされてきます。

■展示会内容のご紹介

その後は展示会へ移動。
今回感じたのは国産ドローン日本企業の活動の高まりです。
NEDOのドローン開発に関わるACSL、YAMAHA発動機、docomo SKYの動き、PRODRONE、SONY、そのほかにもエンジンとモーターのハイブリットドローンなど、ここから国産ドローンの本格的な動きが始まると感じました。
ちなみは私が興味を持ったのアメリカ製ですがSKYDIO2です。
前から注目をしていましたが、AIで周囲を把握して自立飛行します。今回流されていた映像では3Dデータを作成するために被写体を認識して必要とされる写真を撮影していきます。これでRTKがついて精度があがればすごいことになりそうです。
■最後に
JapanDrone2021、読んでいただいた方の中にも参加された方もいらっしゃると思います。
日本製ドローンのこれからに期待大ですね。
そして、最大手であるDJIもきっとだまっていないでしょう。
先日、Matrice310RTKのデモ飛行にも行ってきましたが、やはり一歩進んで実務に使えると感じました。
そのお話はまた次回に書いてみたいと思います。