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    長浜市と「災害時における無人遠隔操作航空撮影に関する協定」を締結しました

    2021年12月1日、当協会は長浜市(滋賀県)と「災害時における無人遠隔操作航空撮影に関する協定」を締結いたしました。

     

    この協定は、当協会の社会貢献活動の1つの取り組みで、今後、地元自治体とさらに連携をとりながら、有事の際にはドローンで協力していきます。

    協定の主な内容

    長浜市内に災害が発生し、災害現場へ直接立ち入ることが危険な場合等において、長浜市の要請に基づき災害現場を空撮し、映像を提供するなど協力していきます。

     

    将来的には、会員様の中から有志でドローン災害ボランティアを募ることも考えております。 災害時にドローンがあることで少しでも役に立てるよう取り組んでまいります。

     

    協定書

    DJI Matrice300RTK+ZenmuseL1 デモフライトレポート その2

    皆さんこんにちは、DHIの酒井です。
    DJI Matrice300RTK(M300RTK)のデモフライト。
    前回は、広角・ズーム・赤外線カメラとレーザー距離計が搭載したZenmuse H20Tのお話まででした。

    ■ドローン測量

    今回はいよいよメインのドローン測量になります。
    現在、ドローン測量には写真測量レーザー測量がありますが、M300RTKはZenmuse P1L1を付け替えることによってどちらにも対応が可能です。

    □写真測量

    写真測量は写真を撮影した位置(ドローンに取り付けられたカメラ)を把握して写真の1ドットごとの位置を計算しドットごとに高低差を入れることによって3Dの点群データを作成します。
    写真撮影した表面の部分で3Dデータを作成するので、地表や樹木の下の地表は測量できません。しかし、精度は高く基準点を設置することで誤差は1cm程度まで上がります。

    ■Zenmuse P1

    さらに、写真測量用カメラジンバルのZenmuseP1はフルサイズのCMOSセンサ(Phontom4ProRTKは1インチ)を搭載しているので同じ広さの場所でもより、1回の撮影での範囲が広くなり同じ写真測量に最適なドローンPhantom4RTKより撮影時間が短くなります。
    CMOSセンサのサイズの説明はこちらから。
    しかも、画素数も大きいので、より細かい撮影が可能です。
    実際に崖面(地層調査のため)をP1で撮影した 3D点群データは本当に写真のような3Dデータになっていました。

    ■Zenmuse L1

    そしてメインのZenmuse L1です。
    L1はレーザー測量専用のカメラジンバルです。
    (レーザー測量については、デモフライトレポートその1をご覧ください。)

    □デモフライトスタート

    いよいよ飛行準備へ、まず電源を切らずカメラ交換が可能で、取り付け後にはちゃんとキャリブレーションも行ってくれます。
    そして、コントロラー状に表示される写真地図で測量範囲を決定します。
    広さに合わせて指導で飛行ルートが設定され、ミッションスタートです。
    ZenmuseL1は190mの測定距離があるので地上からも距離をおいても十分に測量撮影が可能です。

    □点群データ取得

    レーザーが照射されながら少しずつ地形データの点群を取得していきます。
    レーザー測量はカメラとの距離でレーザーの反射位置を取得しているので、基準点の設置も必要ありありません。
    さらに一緒に撮影されたRGB(普通のカメラ)の色を載せてリアルタイムでトゥルーカラー点群を作っていきます。
    リアルタイムなら測量の漏れも少なくなり手間を抑えられるということになります。

    ■マッピングソフトウェア「Terra」

    最後にDJIのマッピングソフトウェアであるTerraです。
    3Dデータを使うということでパソコンのマシンパワーは必要になりますが、その日の撮影した内容は数分で点群データにしてしまいました。
    そのほかにも飛行ミッションを作成することもできるようですが、今回はその工程はなしです。
    (高度も入れて、自動飛行が可能になります。)
    ちなみにP1にはTerra プロ板が、L1にはエレクトリシティ(電力会社関連)版(1年間のライセンス)がセットになっているそうです。

    ■さいごに

    今回感じたのは、やはりDJIは国産機より1段階先に進んでいるということです。
    実際に現場の飛行することを想定した機体だということを感じました。
    また、こんな機会を作りながら皆さんに情報を提供できるようにしてまいります。

    DJI Matrice300RTK+ZenmuseL1 デモフライトレポート その1

    皆さんこんにちは、DHIの酒井です。

    2021年5月、DJI初のレーザー測量モジュール「ZemuseL1」(以下、L1)が発売になりました。
    これに合わせて、DJIのフラッグシップ機「Matrice300RTK」(以下、M300RTK)のデモンストレーションフライトが開催されました。
    私、酒井も参加をさせていただきましたので、今回はそのレポートをさせていただきます。

    ■M300RTKとL1の性能紹介

    まず、M300RTKとL1の性能の説明します。
    M300RTKは最大飛行時間55分(ペイロードなし)、風圧抵抗15m/s、運用限界高度7000m、最高速度80kmという機体の性能と、6方向検知センター、新しい2オペレーター方式という安全性、最大伝送距離15kmの1080p動画伝送を実現し、まさにDJIのフラッグシップ機になっています。
    そして、L1はM300RTKに取り付けられるLiDIR+RGBカメラです。

    □レーザー測量

    レーザー測量は、照射したレーザーが物体に当たって帰ってくる時間を使って計測を行う方法になります。
    レーザーは細かな隙間に入り測量していくので、写真測量と違い樹木の茂った土地でも地形データを測量できるというメリットがあります。

    □L1で点群データ作成

    L1はリアルタイムで地形の点群データを作成し、同時にRGBカメラでの撮影データによりトゥルーカラーの点群データを作成します。

    と性能を書いてもなかなかわかりづらいと思います。
    できる限り私が説明を受けた機能で書いてみたいと思います。

    □飛行時間とバッテリー

    まず、最大飛行時間55分でDJIとしても過去最長の飛行時間ですが、急速充電ができるバッテリーステーション(別売)が用意されています。
    これによって飛行時間内でバッテリー充電も可能です。
    つまり、バッテリーが飛行用途は別に1セット用意(1台で2本使用)しておけば継続して飛行が可能です。
    (私のおすすめとしてはもう1セット、合計で3セット用意しておくと良いと思います。)
    さらに、今までの機体と違い1本ごとバッテリーを取り替えれば、電源を切らずバッテリー交換が可能です。
    つまり、ミッション中は飛行時間を最大に取れるように設計されています。

    □RTKで精度の高い測位

    そして飛行です。
    M300RTKは文字通りRTKの機能がついています。

    RTKは基準局(固定)で位置を取得しておき、基準局からの機体までの距離で機体の位置を測位するシステムです。
    基準局は正確な位置を取得している必要がありますが、飛行位置の近くに設置することが可能なのでGPSより精度の高い測位が可能です。
    高精度の測量(iConstructionの基準)には必要になり、同時にドローンの位置取得も正確になるので飛行の安全性も増します。

    ■デモフライト

    まずは、広角カメラとズームカメラ、赤外線カメラ、距離センサーが搭載されたZenmuseH20T(以下、H20T)を搭載しての飛行です。
    飛び始めると、やはりRTKの機能おかげで非常に安定した飛行です。

    □建築物点検

    H20Tを使った建築物点検を想定しての飛行です。
    ただ、機体の位置を把握しやすいようにパイロットは機体の後方から見える位置から操作をしています。
    そのまま、建築物に近づくと、どうしても操作しづらい方向になります。

    ここで役立つのが新しい2オペレーションです。
    M300RTKは飛行中にもう一つのコントローラーに操縦を移行する機能があります。
    建物に近づいたら、もう一人のパイロットに操作を移行をして安全に飛行ができるというわけです。
    (簡単に位置関係を上からの図にしてみました。)

    これだと目視外飛行をできる限りしない飛行が可能です。

    □H20Tの詳細

    H20Tのズームカメラは光学ズーム23倍、デジタルズームを組み合わせると最大200倍まで拡大をすることが可能です。
    しかもズームカメラと広角カメラは別々に作動します。
    カメラ画像は、コントローラーで表示を切り替えることができます。

    例えば、Mavic2 Enterpirse Advanceにもズームカメラはついていますが、1つのカメラです。
    そうすると撮影後、位置を移動するときにはズームを戻さないと操作がしづらいくなります。

    H20Tならズームカメラから広角カメラに切り替えれば、すぐに機体を次に位置に移動できるというわけです。
    こんなところでも飛行時間を最大限に使う工夫がされています。

    □赤外線カメラ

    赤外線カメラも同様に瞬時に切り替えることも可能です。
    また、距離計で常に対象物から正確な距離を測っての撮影も可能です。

    距離計は災害のときに被災者操作をしている時、被災者との距離を測ることも可能です。

    さらに撮影箇所にピンを打つことも可能です。
    これで、点検飛行中に気になるポイントをチェックしておくことも可能です。

    □撮影機能

    最後に高解像度グリット撮影機能です。
    コントローラー上で下図のように対象物をグリットを設定すると自動的に全体写真とグリットごとの高解像度写真を撮影します。

    正直、ここまで実務に近い機能が備わっているとは思っていませんでした。
    M300RTKは点検に十分に使える機体だと思います。

    まだ、肝心のレーザー測量専用カメラL1、そして写真測量用カメラ、P1については書けていません。
    続きは、次回に。

    JapanDrone2021に行ってきました!

    6月14日〜16日まで幕張メッセで開催されたJapanDroneに行ってきました。
    JapanDroneは、ドローンに関連するソリューションの展示、政府の方針や企業のドローン活用に関するセミナーを開催される日本最大のドローン展示会です。
    ◎JapanDrone2021公式サイト https://ssl.japan-drone.com/
    毎年3月に開催されていますが、今年は新型コロナウィルスの影響で6月に開催となりました。
    私は初日にしか行けませんでしたが、少しその様子を書いてみたいと思います。
    ■SONYのドローン「Airpeak S1」
    まず、今回の目玉は6/10に発表になったSONYのドローン Airpeak S1です。
    私の記憶では大手メーカーが一般にも発売するドローンとしては初めてではないかと思います。
    実機も展示され、Welcome Speechを除けばSONYの取組が一番最初のセミナーとなります。
    ◇「Airpeak S1」機体性能は…
    機体としてはソニーの技術が組み込まれた映像制作に特化したドローンです。
    機体とコントローラー、機体・飛行データを管理するクラウド、専用アプリで構成され、運動性能とセンシングによる安定した飛行性能(耐風性能は風速20m/s!)に自動飛行と期待も高まります。(発売は9月から)
    飛行時間はカメラをペイロードして12分と少し短いですが、今後大容量バッテリーも準備している様なのでそこに期待します。
    何より、カメラにSONYのαシリーズがペイロード出来るのはポイントです。
    最近SONYから発表になったα1にも対応しています。
    最近では、映像作品も一眼レフカメラで撮影すると聞きます。
    プロ映像クリエーターに向けたドローンで、SONYの本領発揮です。

    ■国の法制度

    そして次のセミナーは国の法制度についてです。
    国は今、レベル4(目視外で有人上空の飛行)を実現させるための取り組んでいます。
    このための法整備、機体、ライセンス制への対応が発表されました。
        • 内閣官房からは法整備としては私有地や道路の上空飛行、ドローンを物流が期待される薬の輸送の法問題、
        • 経産省から国産で安定飛行するドローン、飛行機体識別などに対応した技術開発についてのNEDOの取り組み、
        • 国交省からは操縦ライセンスと機体認証
    とレベル4に向けた取り組みが進んでいます。
    私たちもライセンス制に向けての取り組みをしっかり進めていきたいと思います。

    ■企業のドローン活用

    次に企業のドローン活用の取組を発表するパネルディスカッションです。
    大手のプラントではドローンによる点検業務の効率アップにドローン撮影が活用されています。
    どの様に活用されているかの内容は、これからの私たちの講習でお話をしていきます。そして皆さんの飛行技術向上に役立つ様にさせていただきます。
    これからのドローン活用の問題として言えるのはパイロットの不足です。技術のあるパイロットはこれからどんどんと必要にされてきます。

    ■展示会内容のご紹介

    その後は展示会へ移動。
    今回感じたのは国産ドローン日本企業の活動の高まりです。
    NEDOのドローン開発に関わるACSL、YAMAHA発動機、docomo SKYの動き、PRODRONE、SONY、そのほかにもエンジンとモーターのハイブリットドローンなど、ここから国産ドローンの本格的な動きが始まると感じました。
    ちなみは私が興味を持ったのアメリカ製ですがSKYDIO2です。
    前から注目をしていましたが、AIで周囲を把握して自立飛行します。今回流されていた映像では3Dデータを作成するために被写体を認識して必要とされる写真を撮影していきます。これでRTKがついて精度があがればすごいことになりそうです。
    ■最後に
    JapanDrone2021、読んでいただいた方の中にも参加された方もいらっしゃると思います。
    日本製ドローンのこれからに期待大ですね。
    そして、最大手であるDJIもきっとだまっていないでしょう。
    先日、Matrice310RTKのデモ飛行にも行ってきましたが、やはり一歩進んで実務に使えると感じました。
    そのお話はまた次回に書いてみたいと思います。

    WEBセミナーを開催しました

    3月30日にWEBセミナー『自治体のドローン活用事例から学ぶ!地図データ上の情報共有プラットフォーム「Hec-Eye」セミナー』を開催しました。

    今回のセミナーは、株式会社リアルグローブ様、
    一般社団法人 救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会(EDAC)様、
    にご協力いただき、共同開催となりました。

     

    プログラムでは、各自治体でのドローンの活用事例のご紹介と、映像等の画期的な遠隔情報共有システムである「Hec-Eye(ヘックアイ)」について、ドローンを実際に飛行させるなどデモンストレーションを交えて解説いたしました。

     

    ■ドローンを災害対応で活用する!新講習のご紹介

     

    プログラムの最後には、株式会社プロクルーの新講習「ドローン災害危機管理者講習」についてもご紹介しました。

    ■「ドローン災害危機管理者講習」とは

    自然災害等の緊急時にドローンを活用し円滑な対応ができるよう、現場ですぐに使える技術を学ぶ実践向け講習です。
    (この講習は消防士監修のもと作成されたカリキュラムで行われます。)
    有事の際にドローンを活用できるよう実践を想定した内容になっており、補助者なしの目視外飛行の操縦練習を行います。

    ◇一般社団法人ドローン防災・産業協会(DHI)

    DHIでは、今後もセミナーを開催していきます。
    開催してほしいセミナーなどありましたらお気軽にお寄せ下さい。

    ◇会員様も募集中です

    →DHIへのご入会はこちらから

     

    鳥獣害対策「アタックドローン」の視察会を開催

    デルフリキャンプでは、鳥獣害対策「アタックドローン」の視察会を毎月開催しており、DHI、(株)プロクルーのスタッフもドローン飛行のデモンストレーションなどに参加させていただいています。
    2月の視察会では市役所や農業従事者や会社員の方々が来てくださりました。

     

    鳥獣害対策「アタックドローン」とは?

    「アタックドローン」はドローンで害獣を追い払う方法です。
    ドローンから鷹の鳴き声などを加工した絶叫音を出しながら飛行させ、農作物を荒らすサルやカラスなどに急接近して威嚇をする、追い払い方法です。

    近年深刻化する獣害問題

    近年、鳥獣による農作物への被害が広域的に発生しており、農村に深刻な影響を及ぼしています。
    そういった獣害問題を解決する手段として、きっちんらぼ(代表:松本浩幸)は「アタックドローン」を考え、デルフリキャンプでは実証実験が繰り返し行われています。

    アタックドローンで安全性向上と省力化を実現

    ドローンの自動飛行と手動飛行を組み合わせて追い払いを行うことにより、安全性の向上や省力化を期待でき、効果が実証されています。
    既に農業団体への視察会実施や、地方自治体への導入実績もあります。

    ■視察会の詳細&参加ご希望の方

    現在、視察会へのご参加受付中です。
    各地のドローンスクールの卒業生の方、これから講習を受講しようかと考えている方、ドローン活用を目指す法人様や、個人様も歓迎です。
    こちらから

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      2019年12月21日、22日 国交省認定講習ドローンフライトマスターを実施しました

      2019年12月21日(土)(座学),22日(日)(実技)にドローンフライトマスター講習を実施しました。

      ドローンフライトマスターとは

      ドローンフライトマスター講習は1班4名までの少人数制となっております。

      大人数でのスクールはどうしても習得にムラが出てしまうことがありますが、本講習は座学及び実技でじっくりと学ぶことができます。

      ドローンを運用しようとされている方はぜひお問い合わせください。

      本講習について

      国土交通省が定める講習要件を全てクリアし、多くの企業様から受講いただいているドローン操縦技能講習会です。
      本講習の検定に合格された後に、10時間以上の飛行履歴(本講習の実技時間や今までの飛行時間も含む)が記載された用紙を提出することで、国土交通省より飛行許可を受ける際に無人航空機の操縦知識や能力に関する確認を簡略化される「ドローン操縦技能証明証」を発行致します。